【独立リーグ】各地で吹き込む新たな風

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出典:https://bunshun.jp/articles/-/10611?page=2

盛んに動き始めた独立リーグ

2019年は、全国の独立リーグによって活発な活動が進められたような印象を受けた。
2018年、BFL{BASEBALL FIRST LEAGUE(ベースボール・ファースト・リーグ)}が「関西独立リーグ」と改名し、再スタートを切ったのも記憶に新しいがそれ以上に昨年は動きが活発だったように感じる。
北海道独立リーグの新設、新体制のBC福井、BC神奈川の新規参入などなど、新たな風が吹き込んできた。

2代目「関西独立リーグ」の発足

2018年12月3日、BFL(ベースボール・ファースト・リーグ)としての活動が終了し、翌4日より「関西独立リーグ」と改名し活動を開始した。2013年までの旧「関西独立リーグ」と一部共通の所属球団も存在するが、運営母体自体は異なる。

同年、7月4日には大阪府堺市を本拠とする新球団が2019年リーグ戦より参戦することを発表し、9月11日に新球団名称が「堺シュライクス」と決定した。
さらに同年は、2014年より王座を守り続けた兵庫ブルーサンダーズを和歌山ファイティングバーズが下し、悲願の初優勝に輝いた。

2019年は、これらの昨年の動きがあり、新球団が加入した計4球団での「関西独立リーグ」スタートの年となった。
2016.17年と計3人をNPBに排出している同リーグの、今後が楽しみになるようなスタートだったのではないだろうか。



北の独立リーグ「北海道ベースボールリーグ」の新設

2019年4月25日、「北海道ベースボールアカデミー」を設立した出合祐太氏が、道内初の独立リーグ「北海道ベースボールリーグ」の新設を発表した。出合氏は、西アフリカ・ブルキナファソの野球振興に携わっており、野球の普及と夢を持つ若者の挑戦を応援している。

8月3日には、入団テストが実施された。

今年から開幕する同リーグは、「レラハンクス富良野BC」と「美唄ブラックダイヤモンズ」の2球団より構成され、年間70試合のリーグ戦を予定している。
出合氏の目標は、25年に4地域6球団、30年に6地域8球団にまで増やすことで、選手と地域のニーズがマッチングしたリーグ作りだ。

この「選手と地域のニーズがマッチングしたリーグ」というのが、他の独立リーグと異なるところで、選手は午前中に地元の農家やホテルで働き、午後に野球の練習や試合を行い、野球の機会求める選手と人手不足の地元企業の活性化の両方を実現していくことになる。

3食付全寮制に加え、道具や遠征、光熱費などにかかる金銭的負担はないが、選手が受け取る金銭は地域通貨となっており、それを「使えるお店に行くことで地元の人と顔を合わせて生活してもらう」のが出合氏の狙いだ。

選手育成もチームに監督を置かず、投手は30試合、打者は400打席と数字を決めて平等にチャンス与えていくという方針も他にはない新鮮なものだ。

どのような初シーズンを迎えるのか、開幕が待ち遠しい。



親しまれる野球へ「神奈川フューチャードリームス」

「神奈川県民とともに成長を続け、子どもたちや選手ならびに関わる全ての人たちと共に未来の夢を育む球団」(BCリーグ公式サイトより)というビジョンのもと設立されたのは、「神奈川フューチャードリームス」BCリーグ12番目の新球団だ。

2019年6月27日、2020年シーズンからの本加盟が決定し、子どもたちをはじめ野球に関わる全ての人へ「未来(Future)」と「夢(Dream)」を提供するチームを目指して活動していく。

2019年10月31日、横浜DeNAベイスターズは球団職員の鈴木尚典氏をフューチャードリームスの監督として派遣すると発表した。鈴木氏は「第二の故郷である神奈川県に、さらに野球が根付き、親しみのあるスポーツに」という思いを持って、同チームの監督へと臨む。

2019年シーズンは、DeNAの球団職員として野球振興活動に従事してきた鈴木氏だが、独立リーグの監督として新たにスタートする野球振興活動も注目したい。
また、同球団は地元・神奈川県出身の独立リーガーが増えることを望んでいるので、その思いが神奈川県の方々に伝わり、実際にそういう人たちが増えていくことを願うばかりだ。



運営母体が変わり再出発するBC福井

2019年12月12日、「福井ワイルドラプターズ」が誕生した。
しかし、福井の独立リーグ球団は初ではない。ワイルドラプターズは運営母体が変更し、2020年シーズンより新体制となってリーグに臨む。

2019年10月11日、株式会社福井県民球団が運営する「福井ミラクルエレファンツ」が来季の加盟更新を行わないことを発表し、球団の存続の危機に陥る。

ここで立ち上がったのが、人気野球YouTuberのトクサンである。
彼の運営するチャンネル「トクサンTV」が全面バックアップして設立された会社「株式会社FBA」により、BC福井を新たに運営していくことが決まった。

2019年12月12日、公募によって新球団名を「福井ワイルドラプターズ」とすることが決まった。
その由来は小型肉食恐竜の系統に学名で付けられた「ラプトル」からきており、12日の午前「トクサンTV」のライブ配信で発表された。

今回の公募では516人から593点の応募があったとのこと。

新体制のBC福井のワイルドな活躍を、2020年シーズンに期待したい。

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