新型コロナウイルスでセンバツ中止⁉NPBの開幕延期も…

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コロナウイルスに侵食される野球界

収束はいつになるのか…
終わりが見えない感染拡大に各業界が大打撃を受ける中、野球界もその影響を受けている。
先日のセンバツ甲子園中止に、NPB開幕延期。コロナウイルスの影響はどこまで広がっていくのだろうか。

まさかの”センバツ中止”

この結末を誰が予想しただろう。
多くの大会やイベントが延期になる中、「この時期にセンバツを行わない」ということはある程度予想はしていた。しかし、中止の判断が下されるとは夢にも思ってみなかった。

このまま球児たちの夢は儚く散ってしまうのか…



「選手がかわいそう」か「感染防止のため当然」か

11日、第92回高校野球大会の中止が決定した。
原因はコロナウイルスの感染拡大によるもので、感染防止の観点から致し方ない部分も確かにある。しかし、センバツは本当に中止にすべきだったのだろうか。

多くのファンや関係者が落胆し、「選手がかわいそう」「頑張ってきたのに気の毒」と言った声が上がっている。その反面、「仕方ない」「他のスポーツも中止になっているのだから当然」といった冷静な意見もあった。

人によって捉え方は様々だ。
だが、中止という判断がどうしても腑に落ちない。おそらく、それは日本高校野球連盟(高野連)運営委員会のセンバツ開催の決議が、4日から11日に延期されたにもかかわらず、何の救済措置も発表されなかったことに対する疑心から来ているのかもしれない。

夏の甲子園に出場できる確率は0.5%(甲子園ベンチ入りメンバーの総数から全国の高校球児の総数を割った場合)と言われており、春のセンバツ甲子園は夏より出場校が少ないため、その確率はさらに落ちることになる。これは、東大に合格するよりも低い確率と言われている。

そんな切符を手に入れた球児たちの思いや夢が、「感染防止のためやむなし」と簡単に中止になっていいのだろうか。筆者は、「別日程での開催」などの救済措置を講じる必要があると考えている。SNSや各プラットフォームでも「夏の大会への出場」や「エキシビジョンマッチの開催」といった救済措置を願う声も多い。

中止が決まって泣き崩れていた球児たちを、そのまま放っておくようなことは絶対にあってはならないはずだ。

 

「見えない敵に負けた」は大人の事情?

「見えない敵に負けた」…ある高校の監督が中止の決定を受けて選手たちにかけた言葉だが、見えない敵とは何を指すのだろうか。コロナウイルスなのか、それとも高野連の決定なのか…どちらにせよ、そこに大人の事情が入っているのは間違いないだろう。

なぜなら、選手たちは今回の決定で何も意見することができていない、いわばただ祈って待つだけの状態だったからだ。
これについて、詳しく書いてある記事があったので、参考までに下記リンクより読んでいただきたい。

参考記事↓
センバツ中止は、高校球児のためではなく「大人の事情」で決まった

プロ野球の開催が延期されたから、他のスポーツが中止されているから…だから、高校野球だけやるわけにはいかない。そんな事情もあるだろう。しかしながら、ここで言いたいのは「中止が悪い」のではなく、先にも述べた通り「救済措置はないのか」ということだ。

仮に、別日程でセンバツ甲子園を開催することになったとしよう。そこで、「球場を確保する問題が…」ということも出てくるだろう。だが、そういう時こそ「大人の力」の使い時なのではないだろうか。

「高校野球は教育の一環と言う」以上、その教育の場を奪うことがあってはならないのではないだろうか。否、大人の事情で青年たちの教育の場を奪う権利など存在しない。



幻の”3.20プロ野球開幕”

当初、3月20日に開幕するはずだった2020年のシーズン。
コロナウイルスの影響でOP戦が無観客試合となり、さらにはプロ野球開幕の延期が決定し最短でも4月10日になると発表された。

そして、本日23日にプロ野球の開幕は4月24日を目指すことが12球団代表者会議で決議した。

 

専門家の見解も厳しく、練習試合も中止に…球団経営は?

Jリーグと共同で行っている新型コロナウイルス対策連絡会議で、新たな決議があったことをNPBが発表した。それは、「プロ野球の開幕は4月24日を目指す」ということと、開幕延期に伴い「現在行っている練習試合を中止する」ことだった。

専門家の見解も「現状、開幕は非常に厳しい」というもので、感染拡大を抑止するためにやむを得ないとのこと。

感染拡大の対策が充分でない以上、選手にとってもファンにとっても賢明な措置かもしれないが、球団経営は非常に厳しい状況に陥ると予想される。OP戦の無観客試合で、球団によっては最大で8億円の損失が予想され、もし延期が長引きシーズン143試合が消化できなかった場合の赤字は深刻である。

感染防止対策は、現状どの業界でも課題となっている。
初の感染が確認された中国でも、対策が不透明な現状ではマスク・消毒や検温、隔離といった方法でできる限りの予防と感染者の早期発見に努める他ないようだ。

中国の現状は下記リンク参照↓
【新型コロナウイルス】中国ではマンションやビルに入るのも一苦労⁈

感染防止の見通し、もしくはコロナウイルスが収束に向かわない限り、シーズン開幕は難しい状況が続くだろう。

 

CS中止も示唆

シーズン開幕が延期され、プロ野球のシーズン日程が大きく変わっている。

先にも述べた通りレギュラーシーズン143試合の消化向けた日程調整が必要となっている。2020年は、東京五輪も決定しており、その正式種目の1つに野球も入っているため、どのような動きになるのか判断が難しいところだろう。東京五輪の開催自体も読めないため、非常に日程調整が難しくなるのは間違いない。

そして、ここで浮上したのが「クライマックスシリーズ(CS)の中止」である。
NPBの斉藤コミッショナーは「143という数字はやりたい」とレギュラーシーズンの143試合を優先する意向を示している。よって、開幕延期分の試合を通常ならCSを行うはずだった期間に組み込む案が大筋でまとまっている。

まだ確定したことではないが、その可能性も充分ある。
4月24日に開幕となった場合、再度CSを含めた今後の日程について検討していくようだ。



人気野球漫画も球児を応援

センバツ甲子園の中止を受け、あの人気野球漫画が高校球児を応援している。
その漫画とは「ダイヤのA」だ。ご存知の方も多いと思うが、まだ読んでないという方はこの機会に読んでみてはいかがだろうか?より、野球が好きになれる良いきっかけになるかもしれない。

「ダイヤのA」全話無料公開の告知画像。
出典:https://natalie.mu/comic/news/371772

※これは筆者の感想であり、広告ではありません。

 

「ダイヤのA」が全話無料公開!

「ダイヤのA」は主人公・沢村栄純が野球の名門校・青道高校でエースを目指し、天才捕手・御幸一也らと甲子園に向け切磋琢磨する人気野球漫画である。現在は、続編の「ダイヤのA actII」が週刊少年マガジン(講談社)で連載中。

この人気漫画が、3月19日12時から3月31日までマガジンポケットで無料公開されている。

作者の寺嶋裕二氏は、センバツ甲子園中止を受けて「球春のこの時期に、少しでも野球を味わって貰いたい」と期間限定で無料公開を決めたとのこと。
この機会に漫画で野球を味わうのも、野球の視野を広げてくれるに違いない。

 

作者・編集部のコメント

以下は、今回のセンバツの中止を受け、「ダイヤのA」期間限定全話無料公開に踏み切った作者・寺嶋裕二氏と週刊少年マガジン編集部の方のコメントだ。
※引用:https://natalie.mu/comic/news/371772

寺嶋裕二氏コメント
残念ながらセンバツ中止になってしまいました。
球春のこの時期、プロ野球開幕も延期とのことなので、少しでも野球を味わって貰えたら嬉しいです。この漫画が初めての人も、途中でやめた人も、アニメでしか観たことない人も、青道高校の軌跡を見届けて頂けたら幸いです。

週刊少年マガジン編集部 コメント
3月11日に発表された、第92回選抜高等学校野球大会の開催中止を受け、『ダイヤのA』の第一部を全話公開いたします。
こうした状況の中、漫画という形を通してですが、高校野球というものに少しでも触れていただく機会になれば幸いです。

筆者も作者と編集部のご厚意に甘え、「ダイヤのA」を読み直していく予定だ。

 

まとめ

元球児である筆者は、センバツ中止を聞いたとき非常に胸が痛んだ。それは、甲子園というものがどれだけ素晴らしくて、どれだけ感動があるかを知っているからだ。だからこそ、救済措置を強く求めている。

プロ野球の開幕延期も非常に不安だが、コロナウイルスの充分な感染対策が講じられるまでどうしようもないというのは何ともつらいことである。

何もできない自分が歯がゆいが、新型コロナウイルスの早期収束を心より願うばかりだ。

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